このようなお悩みはありませんか?
- いつも誘われるが、じつは気が進まないし今さら断りにくい
- 年々友達との共通点が減り、相手の話題に無理に合わせることに疲れてしまった
- 一方的な絶え間ないトークを聞かされてぐったりしてしまう
- 時間やお金、気配りや労力など…自分ばかりが負担をしている
以前は心地よかった友情が、今となっては重荷に感じるように…。
ストレスを抱えたままで残りの人生を思う存分楽しめますか?
その感情を見過ごさずに対処すれば、相手を傷つけずにストレスは消えて、気持ちがスッキリしますよ。
ただし縁の切り方によっては、良からぬ噂が広まってしまい、縁を切りたい人以外の交友関係も悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。
本記事では、友達との適切な距離のとり方や後悔しない縁の切り方を注意点も交えてお伝えします。
あなたの貴重な時間を、本当に価値のある関係に注ぐために、具体的な手段を今すぐチェックして解き放たれましょう!
50代で友達と縁を切る3つの理由
50代は人生の折り返し地点であり、これまでの友人関係を見直すのに最適な時期です。
なぜ、50代がベストタイミングなのでしょうか。
- 50代は価値観の変化に気づく年代
- 残りの人生を見据えた選択をする時期
- 心身のエネルギー配分の変化
50代は価値観の変化に気づく年代
20代や30代に結ばれた友情は、同じような価値観や目標を共にしていることが多いです。
多くの人は学生時代から社会人となる過程で、集団や社会に適応できるように教育されてきました。
それが、40~50代になると生活環境によって大きく変化していることに気がつきます。
社会生活や家庭を持つことによって個々の価値観ができあがり、その差はどんどん広がります。
お互いに元気だった頃とくらべて、年齢とともに健康状態も変化が現れてきますよね。
このように、40~50代になるほどお互いに若い時の価値観とかけ離れていきます。
価値観の差 | 20~30代 | 40~50代 |
---|---|---|
家庭や家族の状況 | ||
仕事に対する姿勢やキャリア | ||
健康面 | ||
お金の使い方 | ||
人生の優先順位 |
(〇:環境や価値観の差は少ない・△:各自の環境により変化が生じる時期・✕:人生経験や加齢により大きく変化)
人生経験を積み重ねることで、家族の状況、仕事や健康面など、さまざまな面で若い頃の友人とは異なる価値観を持つようになってくるのです。
残りの人生を見据えた選択をする時期
厚生労働省の発表(令和5年簡易生命表の概況)によれば、2023年の日本人の平均寿命は男性が81歳、女性は87歳です。
人生100年時代とも呼ばれる現代では、60代で定年退職を迎えてもまだまだお元気な方がほとんどですよね。
その節目を控えた50代の多くは、長年の社会人としての束縛から解放されて、本当にやりたかった“自分優先の時間”を満喫したいと望んでいます。
縁を切るメリット | 縁を続けるデメリット |
---|---|
ストレスのない人間関係を築ける | 友人と関わる度にストレスを受け続ける |
自分のための有意義な時間を増やせる | 気が向かないことに時間を費やすことになる |
このように、残り30年ほどの人生をどう生きていけばよいのかを真剣に考える時期とも言えます。
この貴重な時間を誰と過ごすかは、これからの人生の質に大きく影響します。
心身のエネルギー配分の変化
50代になると体力や精神的なエネルギーにも限りがあることを実感しませんか?
すべての人たちに、同じ量のエネルギーを分け与えることは不可能ですよね。
自分を消耗させる関係から距離を置くことは、残された時間とエネルギーを大切に使うためのかしこい選択です。
これまでの人生は、仕事や家庭のために頑張り続けてきて意外とあっという間だったという方も多いはずです。
人生の後半もあっという間に過ぎ去るとしたら、自分に心地よい人間関係を選びとって時間を注ぎたいものですね。
そのために、50代が交友関係を見直すのにはよい時期なのです。
50代で友達と縁を切る見極めのサイン
交友関係で悩んだ時に、どのようなタイミングで関係を見直すべきなのかを知ることは重要です。
以下のサインがある場合は関係を見直すべき時かもしれません。
- 会う前後に強い疲労感がある
- 価値観や会話の方向性が合わない
- 相手が優先の一方的な関係になっている
- あなたの成長や変化を妨げられる
会う前後に強い疲労感がある
友人と会う約束で、当日の前後に強い疲労感を感じた場合は要注意です。
頭では「長年のつきあいだから…」と思っていても、体が「この関係はあなたにとって健全ではない」と教えてくれているのです。
- 飲み会中心の付き合いで、お酒が苦手なのに断れずにいる
- 毎月恒例のお茶会が、心とお金の負担になってきたが断りにくい
- 約束の日が近づくにつれて、気分的に億劫になってしまう
このような心境は、体がストレスを感じているサインですよ。
ご自身を守るためには、差し障りのない言葉できっぱりと断りましょう。
家庭の事情やお金の事情、あるいは「主治医にお酒を止められている」など、相手を否定しない理由を告げて丁寧にお断りしましょう。
価値観や会話の方向性が合わない
対面だけでなく、SNSで発信する内容でも違和感を覚えるケースがあります。
- 会話が噂話や批判ばかりだと、いつかあなたについてもどこかで噂されている可能性があります
- 成功や地位、見栄えにこだわる人は、プライド重視で相手の内面的な価値を見ようとしません
- あなたの価値観や選択を尊重しない人は、今後もずっとその考えは変わりません
- 正論ばかり主張したり、人をジャッジするのは相手の気持ちに寄り添うことができない人です
このように、基本的な価値観の違いを感じたら、関係の継続を考え直す時期かもしれません。
相手が優先の一方的な関係になっている
あなたばかりが不利な状況に陥っていませんか?
以下のようなケースに心当たりがあるのでしたらストレスを受けています。
- 待ち合わせでは、いつも相手が時間に遅れて来るなど時間にルーズである
- 会うたびに相手の悩みや不平不満のはけ口にされ、こちらの話は聞こうとしない
- 外食の時はなぜかいつも自分がおごることになったり、損な役回りばかりさせられる
このように、一方的に提供しているのにもかかわらず、相手からは何も受け取れない関係は健全とは言えません。
不健全な人間関係はストレスホルモン(公益社団法人 日本産婦人科医会より)を増加させ、免疫系にも悪影響を与えるといわれていますよ。
過剰なストレスによって活動リズムが崩れると、ストレスホルモンの分泌が増え続けてしまうのです。
すると、このようなストレス疾患につながると言われています。
- 不眠症
- うつ病
- 生活習慣病など
憂鬱な人間関係で健康を損ねることは避けたいですよね。
人付き合いは、相互がバランスよくあるべきです。

いつも時間に遅れてきたり、労力を奪われることはあなたを大切に思っていないですよね



これは友人関係に限らず、社会全体や親族間でも同じことだと思うよ
あなたの成長や変化を妨げられる
50代は新たな自分を発見し、チャレンジする絶好の機会なので、その成長を応援してくれる関係こそ大切にすべきです。
あなたのレベルアップを素直に喜べない友人に引きずられる必要はありませんよ。
「これまでの自分」でいることを期待され、新たなチャレンジや変化に対して否定的な反応をする友人はいませんか?
今までは足並みをそろえて過ごしてきて、あなたが成長や進化を遂げた途端に否定的な目を向けるのです。
そのような態度をとる人は、あなたの成長を妨げている可能性があります。
それは、嫉妬や焦りの気持ち、あるいは取り残されたような寂しさからくるものなのでしょう。
どんな状況でもポジティブに応援し、寄り添ってくれる友人を大切にしましょう。
50代で友達と縁を切る円満な距離の置き方4つ
関係を終わらせることを決めたら、できるだけ円満に、お互いを尊重して距離を置くことが大切です。
- 感情的にならず明確に伝えれば、相手も冷静に
- 段階的に終わらせることで心の準備ができる
- SNSとの付き合い方を見直す
- 感謝の気持ちを伝えればお互いが前向きに
感情的にならず明確に伝えれば、相手も冷静に
関係を終わらせる際は、感情的になったり相手を責めることは避けましょう。
あなたが感情的になれば、お相手も心穏やかではいられません。
結果的に距離を置けたとしても、互いの心にしこりが残って後々まで不愉快な気持ちになりかねません。
ですので、ケンカにならぬようにあくまでも冷静さを保ち、
「わたしたちの価値観や、方向性が異なってきたように感じる」
「自分自身の時間や、振り返りの時間が必要」など、客観的かつ穏やかに伝えることが大切です。
段階的に終わらせることで心の準備ができる
とくに長年の付き合いがある場合、自然に距離を置いてフェードアウトしていくのも一つの方法です。
連絡の頻度を徐々に減らし、誘いを丁寧に断るなど、時間をかけて距離をとることで、お互いに心の準備ができます。
50代は過ごした時代的に年賀状の習慣があり、やめ時に悩んでいる方も多いはずです。
もしも、負担に感じているのでしたら、まずは“年賀状じまい”から取り組んでみましょう。
こちらからの連絡を減らしていくことで、相手も察してフェードアウトできることが一番自然で理想的ですね。



最近は“年賀状じまい”をする人が増えたよね。職場の人たちとも「もうやめよう」と前向きに話し合って、今年はいちばん減ったかな



年賀状だけの仲が何十年も続くと、やめどきが難しいです。私は仲の良い人へも「本年をもって卒業します」という伝え方でクリアできましたよ
SNSとの付き合い方を見直す
現代の友人関係はSNSによる交流もありますよね。
関係を見直す際は、SNSのつながりにも考慮しましょう。
インターネット社会では様々な情報が飛び交っており、不必要な関係性を続けていると、思いもよらぬトラブルに巻き込まれる可能性がゼロとは言えません。
SNSではお相手を急に削除するのではなく、通知をオフにする、フォローを外すなど、段階的な対応がおすすめです。
デジタルタトゥー(Wikipediaより)という現実もありますので、発言は慎重に扱いましょう。



企業の公式SNSも、むやみにフォローは増やさず、本当に有益な情報を厳選しないと後々手間になります
感謝の気持ちを伝えればお互いが前向きに
間柄によっては、関係を終わらせる際もこれまでの良い思い出や感謝の気持ちを伝えましょう。
お互いに前向きな気持ちで次のステージに進むことができます。
たとえば、相手から年賀状じまいのお知らせを受けたら、「今までお子さんの成長写真を見せてもらえて楽しかった」など、前向きな思い出と感謝を伝えれば、双方が気持ちよく終われますよね。
「飛ぶ鳥あとを濁さず」といわれるように、見苦しくない始末でお互いに飛び立てるのが理想です。
これは友人に限らず、あらゆる人間関係から卒業する場面において、礼儀として心がけたいものです。
50代で友達と縁を切った時の心の影響と対処法
長年の友人関係を終わらせることは、心理的な影響をともなうことがあります。
その影響と対処法について考えてみましょう。
- 罪悪感は自分が満たされればやわらぐ
- 喪失感はアウトプットで心が整う
- 新しい自分を受け入れて再生する
罪悪感は自分が満たされればやわらぐ
長年の関係を断ち切ることは、相手を傷つけたという感情や不安を引き起こします。
しかし、そのような罪悪感は自然なものなので、とらわれすぎないことが大切です。
その時間を新しい趣味や自分の成長のために使うことで、罪悪感をやわらげることができますよ。
- 以前は忙しくてできなかった趣味を再開してみる
- 最近興味を持ったことで気分転換に習い事を始めてみる
- 新しい世界や知識を得るための学びを始めてみる
このような趣味や教養は、通信講座でも気軽に始めることができます。
「通信教育・通信講座のがくぶん」や「ヒューマンアカデミー通信講座」でしたら様々な習い事の資料請求が無料でできますよ。
罪悪感は自分自身を責めるのではなく、自己成長として捉えなおすことで、前向きな気持ちへと変化させることができます。
自分の決断を信じて、より満たされるステージに進みましょう。
喪失感はアウトプットで心が整う
長年の友人との関係が終わることで、多少なりとも喪失感を感じるのは当然です。
この感情を認め、自分に合った方法で適切に悲しむ時間をとりましょう。
つらい気持ちは心の内側に抑え込まず、書き出したり話したりすることですっきりしますよ。
- 紙に書き出したり日記を書く
- 信頼できる人に話す
- 専門家に相談する
50代は友人関係に限らず、環境の変化や体質的な面でも喪失感に陥りやすいものです。
ミッドライフ・クライシス(ひだまりこころクリニック)という症状を疑う場合は、医療機関に相談しましょう。
新しい自分を受け入れて再生する
友人関係の終了は、新たな自分を発見し成長するチャンスでもあります。
古い関係から離れることで、自分の本当の姿や望みと向き合える空間が生まれます。
自分の時間を大切にし、新しい出会いや経験に心を開くことが再生への第一歩です。
私の友人は、これまでの交友関係から距離を置いたあと、興味のあった絵本作りを学び始めました。
そこで新しい仲間と出会い、書籍の出版も叶い、自分の創造性を再発見することができました。
変化を恐れず、新しい自分を受け入れることで、次の人生の扉が開かれます。
「何をすればよいのかわからないけれど、元気なうちはまだまだ社会に貢献したい」
そのように感じていたら、専門家に相談してみましょう。
ポジウィルキャリアは、転職が前提でなくても相談可能です。
漠然とした将来の不安や悩みに応じて、あなたのコーチが伴走してくれるので歩むべき道が明確になりますよ。
まずは無料体験ができるので安心ですね。
50代で友達と縁を切ったあとの新しい人間関係の築き方
友人関係を整理した後は、自分にとって本当に価値のある新しい関係を築く時間ができます。
- 自分の興味や価値観にあったコミュニティを探す
- 質を重視した少数の友人関係を築いてストレス解放へ
- 一人の時間を大切にして人生を豊かに
自分の興味や価値観にあったコミュニティーを探す
趣味や関心ごと、大切にしている価値観に基づいたコミュニティやグループに参加してみましょう。
同じ興味や共通点のある新しい友人に出会えるチャンスが高まります。
- オンラインで興味のあるコミュニティー
- 趣味のサークル
- ボランティア活動など
このように、さまざまな選択肢があります。
しかし、新たな対人関係で馴染めるか不安ですよね。
そのような時には「262の法則」を思い出しましょう。
262の法則とは、“誰でも2割の人には嫌われ、2割の人は支持してくれる”というものです。
どのような環境でもこの法則があると知れば、気持ちが楽になりますよ。
「50代夫婦の楽しみ方と円満に過ごすコツ」もぜひご覧ください。


質を重視した少数の友人関係を築いてストレス解放へ
50代からは、友人の数よりも質を重視しましょう。
良質な人間関係は、ストレスがないのでお互いに健康で幸せになれます。
心から信頼でき、お互いに成長を支え合える関係こそが、人生を豊かにしてくれます。
あなたがやりたいことを応援してくれる、または困った時こそ支えてくれる友人は貴重な存在です。
価値観が合うと、何気ない会話でもお互いに楽しく、時がたつのも忘れてしまいますよね。
本当にご縁があれば、たとえ滅多に会えなくてもつながり続けているものです。
「また会いたい」と心から思える友人を大切にしましょう。
一人の時間を大切にして人生を豊かに
新しい友人関係を急いで築く必要はありませんよ。
一人の時間を充実させることも、50代からの人生を豊かにする大事な要素です
- 自分の興味があることに集中することは、脳の活性化につながる
- やりがいや達成感のある趣味は、認知症の予防にもなる
- あえて何もせずに、頭を休めることでエネルギーチャージができる
内省、趣味の時間、自己成長のための学びなど、一人でこそできることを楽しみましょう。
また、自分へのご褒美として好きなお店で食事をしたり、好きな場所へ出かけたり、体のメンテナンスなどのリラックス時間を持てば心身のリフレッシュになります。



私は読書が好きなので、図書館をよく利用しますよ



健康のために「よもぎ蒸し」に通っています。体が温まり、心も落ち着くので贅沢なひとときです
よくある質問
まとめ
50代で友達と縁を切ることは、決して冷たい行為ではありません。
モヤモヤとした気持ちで過ごすのは、あなたの貴重な時間がもったいないですよね。
限られた人生の時間とエネルギーを、本当に価値のある関係にそそぎましょう。
もしも、心の重荷になる関係性があるのなら、丁寧に手放していきましょう。
そうして自分を大切にする選択ができれば、人生がより自分らしく輝きます。
今日からでも始められる友達整理のステップを実践し、より軽やかな毎日を手に入れてくださいね!